ビジネスアイデアを見つけることに苦労している方は意外と多いのではないだろうか?
一人で悶々としていてもしょうがない。
そんな時、こんな企画に参加してみると意外と簡単にアイデアって見つかるものだと思ったのでお薦めしたい。

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先日私はアイデアソンを企画・開催する機会があったので、以下まとめてみました。

1.課題を明確にする(20分)
まったくの無からアイデアを考えだすことは時間の無駄だ。
アイデアソンはまず課題を設定することが最も大切なこと。例えば不動産業界をテーマにアイデアソンを行いその業界関係者の方をテーマオーナーにお呼びして、業界課題を20分ぐらいでシンプルに分かりやすく話して頂く。
尚、課題を説明する場合ポイントは多くて3点までに絞ることが重要。これ以上だと議論が拡散してしまう。

2.短時間にアイデア出しまくる(20分)
テーマオーナーからの課題説明が終わったら、今度は参加者個別でビジネスアイデアを10個程付箋に書き出す。1アイデア1枚で合計10枚!
時間は20分間なので殆ど考える時間を与えず直感で出していく。
ポイントは「誰」が「どんな場面」で「どんな困りごと」を解決するサービスやモノか、の観点で書きまくる。
時間が無い為ヒラメキを書いていくので単純でわかりやすいアイデアが出やすい。

3.アイデアから候補を選ぶ(25分)
付箋に書きまくったアイデアをチーム内で集めてその中から良さそうなアイデアを2つまで絞っていく。

4.全体にシェア(10分)
各チームで選定したアイデアを全体参加者に紹介し、他チームから検討に参加したい人を募る。
チームを移動したい人が現れた場合メンバー増減を2人まで可能として調整すると良い。今回は移動する人は現れなかった。自分たちで選定したものに愛着が有る為だろう。

5.アイデアをビジネスモデル化する(45分)
選定されたアイデアを具体的なビジネスモデルにデザインする。ホワイトボードで顧客・自社・サプライヤーなどの関係がわかるようなモデルにし、サービスの流れとマネタイズポイントがわかるようにデザインする。

6.発表と表彰(1アイデア発表5分、質疑5分)
各チームの発表と質疑を行う。ホワイトボードに書いたビジネスモデルを5分で発表。その後参加者から質問を5分間受け付ける。各チームからは複数のビジネスモデルを説明しても良く、アイデア毎に発表時間を設ける。
最後にグッドアイデア賞を選出する。付箋2枚(2票)を参加者全員に配り、他チームで良いアイデアだと思った番号を付箋に書き、全員でボードに貼りに行く。
結果、付箋が沢山貼られたアイデアがグッドアイデア賞として表彰する。

まとめ
トータル3時間がすごく短かく感じた。結果的にシンプルでかつ破壊的イノベーションが期待出来るプランが選ばれた。
1個のアイデアに時間をかけて深掘りするよりも短時間に沢山出す方がアイデアが湧きやすいという結果だった。
今後もこのような機会を作って行きたいと思う。