今年は激変の一年だった。

会社の方向性を大きく変えるきっかけになった年であった。
久々なのでちょっと一年を振り返るところから、、、

春はものづくり系の話題で世の中を騒がせた。そのきっかけとなったのがMAKERS(クリス・アンダーソン著)の日本語版がベストセラーになったことから日本がこれまで衰退していたものづくり産業を元気にさせる起爆剤になったことは申し上げるまでも無い。

その後私はある方の3Dプリンターと運命的に出会うことになった。私は瞬間的にこれはビジネスになるのではないかと直感した。というのも前職が外資系PC、プリンター製造販売企業で働いていた関係でプリンタービジネスは見えていたし、更にその前はファームウェアエンジニアであったこと等から制御関連の取扱に慣れていたということもある。

まずは市場を立ち上げることとして、コンシューマー向け3Dプリンターの販売から着手した。
実はこれが当たった。多くの町工場の社長さんや大学の研究室等を中心に問合せがひっきりなしに来るようになった。私は冷静にこの動向を見つめながら3Dプリンター市場を一から学んでいった。
結果的に多くの業界の方々と出会う機会を頂けた。そこで私はこれらを繋げるサービスが出来ないかと考えた。
その結果が今のOkuyuki.jpというサービスに辿り着くことになる。3Dプリンター単体では単なる可能性を感じるだけで、それを具体的な商品として提供しないと未来は無いと危機感を感じた。

Okuyuki.jpは1枚のイラストから立体フィギュアを製作するワンストップ型クラウド・ファンディング・サービスである。
イラストの提供者は主にイラストレータやアマチュア作家が対象だが誰でも投稿頂ける。彼らは絵を描くことが本業で忙しい反面、自分オリジナルのキャラクターを世の中で認知してもらいたいという夢を持っている。それがフィギュアなら最高!と言って頂いている。ではそれを実現しましょう!というわけだ。

クラウド・ファンディングでファンを集めて目標の人数に達したらその後は弊社のパートナーと連携して、3Dモデリング→3Dプリント→配送までを請負う形でサービス提供している。ここが世界初と言われるゆえんで、煩わしい見積、集金、製造、配送は全て弊社で行うという世界で初めてのビジネスモデルとなっている。更にイラスト投稿者には売上の10%がもらえるというメリットも有る。
但し、目標の人数に達しなかったら募集はキャンセルされ、ファンには支払い資金が返金される。

なんてったて一枚のイラストから3次元のモデルに変身するところが一番の感動する瞬間だ!
自分のキャラクターを世界に発信できるチャンス!
 
現在サービスはβ版を公開している段階だが、多くの方に手軽に使って欲しいと思っている。
今後のサービス展開としてイラスト作家のポートフォリオ(作品集)から人気の有るものを対象にモデリングしてフィギュアやその他商材として販売出来る環境を提供していきたいと思っている。
そして日本の素晴らしいイラスト・コンテンツを世界に発信出来る機会を増やしたいと思っている。
もっともっと期待して欲しいので皆様よろしくお願いします。 

夢はドラえもんのポケット!!