感動創造!ブログ

元ベンチャー経営者のブログ

2012年12月

そろそろ年の瀬なので来年に向けて私の夢について纏めておこう。
予てから思っていたことがもやもやしていたが、ここに語る事で実現の第一歩になればいいな〜と思う。
昨今ちまたでも大人が夢を語るイベントが注目され始めているので、私も書いてみようと思った。

私の夢は、
「アジアの全ての国の国境を無くし自由に経済・文化・人材・物流の交流ができる世界を実現させたい。」

インターネットでは情報はいつでもどこでも自由に行き来することができる現代社会であるが、物理的国境による人類のリアルな交流は昔から変わらない境界線となっている。しかし昨今のTPP等を含めた物流の自由化等の動きも現実の世界となってきている。
しかし、人材交流の面ではまだまだハードルが高い。
東南アジア諸国(ASEAN等)の経済発展がめざましい、反面日本を中心とした先進国は高齢化が著しい。
経済成長率や人口ピラミッド等比較すれば一目瞭然!!更に日本の高齢化社会では少ない若者達だけで支えるのは既に無理である。
国内企業に働くシニア・スキルワーカー(40歳以上)は転職したいと思っているが諦めている人の割合が50%を超えていると言われている。現実問題経済発展が止まっている日本においてさすがに高齢者転職でやり甲斐の有る職に就ける確率はわずかと考える。それではどうしたら良いのか?
そこで考えないといけないことは、日本の人口ピラミッドを正常な姿(逆三角形→正三角形)に戻すことが急務となる。高齢者労働人口を減らし、若者の働き場を作ることを実践しないと日本経済は破綻すると言っても過言では無い。
その対策は40代・50代を中心としたベテラン・スキルワーカーをアジアの発展途上国に送り込み経済発展を支援することである!!発展途上国における課題は逆に若者人口が急速に増大しており、農業等の一次産業だけでは対応できない状況に来ている。つまり今のうちに第二次・三次産業を作り、それをリードできるスキルワーカを送り込む必要性が迫られている。この両者の課題を解決する策であることは明確になってくる。

国内大手企業はリストラの嵐が吹き荒れている。首切りのターゲットは当然40歳代以上となる。さてこの人達はどうすれば良いのだろうか?
考えられる選択肢は
1.起業する
2.同業他社に転職する
3.アルバイトで一時的低賃金労働に従事する
4.給料の低い単純労働
5.海外で求められるスキルワーカとして移住する

上記1.、2.のハードルは高い、3.、4.もメリットが少ない。となれば5.の海外移住を本気で考えてみたらどうだろうか?
年収1000万円以上のホワイトカラーに対する調査でもどうせ転職するなら海外移住を求める割合は50%を超えているという結果が出ている。今後ブルーカラーも同様に発展途上国に移住する機会が増えることで、結果的にアジア全域の経済発展正常化を期待することができると考える。
このように人的交流が実現すれば自ずと経済、文化、物流も活発に動き出すことに繋がる。

そう!私の夢は アジア合衆国の実現なのだ!!!

是非これに向かって一歩を踏み出したいと思う。
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先週末、起業家仲間の友人に誘われてモノづくり会議なる集会に参加してきた。昨今のMAKERS本の影響も有り秋葉原辺りを中心に注目を集め始めている分野でありワクワクしながら参加した。
既にメディア等に取り上げられているhttp://www.bsize.comさんのように一人メーカーという存在がNextベンチャーのトレンドになりつつあるという背景もある。
この状況に火を点けたのは3次元プリンターの存在がある。近年急速に安価になり個人でも買えるレベルまでなってきたことから大きな可能性が広がり始めている。メリットをまとめると以下3点、

1.プロトタイプをソフトウェア制作のように短時間に簡単に作れるようになった
2.モノづくりできる人材がプロからセミプロに移行したことでこれまでに無かったユニークな商品作りが可能となった
3.金型制作費が劇的に安価になり金属製品の小ロット生産の価格を安価にすることが可能となった

つまり、これまではソフトウェアの領域だったクリエイティブの領域が3次元製品に移行を始めたことになる。
更に、モノづくりと言えば日本人の特技であり競争優位な分野と考えられる。シリコンバレーに勝たせておく訳には行かない。ここ日本がまさしく千載一遇のチャンスであるのと同時に、既存の町工場と連携することでイノベーションが起きるのではないかと考える。
 
当日は3つのテーマ でワークショップを行った。

・壁美人の可能性について http://www.kabebijin.jp/ 
・金属製品の可能性について http://www.megaworks.co.jp/
・学習リモコンの可能性について

過去の常識を覆した新たな発想が飛び交った。今回工場側の人とクリエイター、ユーザが集まったことでダイレクトに開発にフィードバックできた一時であった。個人レベルのアイデアが製品化に結びつく良い機会であった。

そして最後に番外編で私のサービスも紹介させて頂いた。

・01Challengeサービス  http://01challenge.com/
(0(無)から1(世界No.1)を作り出すオープン・イノベーション・プラットフォーム)

 このようなディスカッションをリアルに、そしてヴァーチャルに議論して世界に誇れる製品作りができればと切に望んでいる。

このような場を提供して頂いたfestivo様、EneGroove Space1+5様に感謝します。
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ひょんなことから最近Facebookで知り合った外国人の女性と先日お茶したのでその中の会話から感じたことをシェアしたい。

彼女はシンガポールの4年制国立大学を卒業したばかりの23歳、そう私にとっては娘みたいに若いのである。彼女はベトナムのホーチミン出身で大学の為にシンガポールに渡ったとのこと。
そんな彼女がこの冬わざわざこんな極北の寒いさむい日本に何故やってきたのだろうか?単純にそう思う我がオヤジであった。非常に綺麗な英語をしゃべるが日本語は全く話せない。私の先入観ではシンガポール人はインド訛りで非常に聞き取り難いかタイ訛りのシングリッシュと思っていたが彼女は違った。非常にクリアーだ。私にとっては英語の勉強になる!
さてさてその中で色々聞いてわかった事実をまとめると以下3つだ、

1.シンガポールから早く外に出るべき
2.日本人はとことん親切
3.日本の会社はGlobalで魅力的

ということだった。
 ”1.シンガポールから早く外に出るべき”の訳は、実はシンガポールは昨年来経済成長が頭打ちになり今年はひどい状況とのこと。更に島国である国家にこれ以上の伸びしろは期待できない。Global企業の駐在拠点としても物価高ではメリットも薄い、ということで職を探すなら今の内に外に出るべき。これはいわば正しい判断かもしれない。周辺ASEAN諸国でも魅力的市場が立ち上がって来ている側面もある。昨年まで日本人がこぞってシンガポール詣出をしていたが結局周辺国に流れているという事実も否めない。

”2.日本人はとことん親切”、これは良く言われることなのでこの場で解説することでも無いが、彼女は半年程前に大阪の企業にインターンで働いた経験がある。大阪人はとことん人間臭い一面と、彼女の若々しい美貌もプラスに働いたのかも知れない。この冬2度目の日本に来て東京で就職しようというモチベーションになった模様だ。とにかくアクティブにいろんな人にアクセスしているこの行動力には頭が下がる。恐らく日本人の性格を見破っているのかも知れない。外国人がばんばん来れば断れないのが日本人なわけで、ある意味日本人の良い点を突いているのだろう。

”3.日本の会社はGlobalで魅力的”と写っているのは、Gree, DeNA, Rakuten, Nintendo等などGlobalで有名な企業が有るからだそうだ。日本のGlobal企業3.0と言おうかアジア諸国から見れば凄い会社が有るではないか!それもこれもかつてのSONYやSharpといった高品質家電の印象が離れていないそうで、アジア諸国から見て経済力でまだまだ大きい日本を印象付けている。日本国民は何を悲観しているのか?といった感想を持つ。

ということで是非日本企業をGlobalで元気のある会社にしてもらいたいと祈っている。でも日本語の読み書きは出来ないと厳しい一面も有るが、それよりも国内の環境をもっと外国人にやさしい国になって欲しいと思う。更に同じアジア人なんだからシームレスな行き来を推進して欲しいと思う。
外国人の受け入れ体制一つとっても、例えば一時入国の外国人が3ヶ月間使える携帯電話の入手だけでも異常に時間のかかる状況には驚く限りである。

さてさて日々忘年会で忙しい年の瀬だと思いますが、最後まで張り切ってまいりましょう!!
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