ここ半年私はアイデアからの発想で世界が変えられないかなという思いが沸々と湧いてきている。
アイデアって人間ならば誰でも考えることができる持って生まれた素晴らしい能力だよね。しかしそれって形式化され難いものでもある。アイデアが生まれた瞬間の形って言葉だったり、文字だったり、色だったり、絵だったり映像動画だったり、あるいは夢の中で出てきたりする。
実はこれまで発明されてきたアイデアって偶然や思わぬところから生まれたりしてきた。エジソン、アインシュタイン、ダビンチ、から初め数々のノーベル賞受賞者も最初は偶然だった。すごい発明かどうかはただそれが気づくか気づかないかの違いだけかも知れない。

例えばIDEO社が新製品開発する手順について下記のように定義されているがその中にもアイデア発想の過程が含まれている:
1.課題の理解
2.ラフスケッチを沢山集める
3.コンセプト方向性を示す
4.製品サービスプロトタイプ
5.インプリメント
という過程だと言われている。

特に上記2.のラフスケッチの部分が面白い。とにかく思いついたものをスケッチに書いていく。そして複数の絵を組み合わせることでInnovationが生まれるのだ。ここが意図していない偶然性と言われるところだ。逆に言えばInnovationはVisualからしか生まれないとも言える。決して文字の羅列からは偶然は生まれないのだということ。例えばスマートフォンなどは最たるものである、最初はiPodと携帯電話が別々のものだったが2つを1つにしたらとんでもないInnovationが起きた好例である。
とにかく理屈抜きでくっつけて見るのだ、その先に必ずすごい世界が見えてくるはずだ。

さあ今からやってみませんか?見つかったらそれをシェアしてみませんか?すると思いもよらない使い道が見えてくるはずです。

インターネットが発達している現代社会では企業の中で発想を閉じ込めておくことがいかに無意味であるかを再認識すべきだ。社員の発想だけでは目の前の課題しか見えない、しかし一般ユーザや海外の人達が発想することで企業内で見えてこなかったアイデアが見えてくる可能性を秘めている。つまり周囲の環境によって違う発想が生まれるからだ。
FacebookやLINE、更には個人を繋げるコミュニケーションインフラは世の中に溢れている為思いを伝えることは容易である。しかし発想を繋げるインフラはまだ世の中に無い。インスピレーションインフラが生まれたら世の中の課題はどんどん解決していくのではないかと考えている。そこを補間するのは我々の仕事だと認識している。

更にモバイル社会となって今後はPCよりもタブレットやスマホを使うシーンの方が増えるだろう。Appleから始まったタブレット革命はMicrosoftのSurfaceで完結するだろう。PCの環境はOffice環境だけに残るがコンシューマー環境では消えていくだろう。つまりこれまでのインターネットサービスは全てタブレット&スマホ環境に置き換わる。これだけでもInnovationの数は計り知れない程の産業になると確信している。
更に、日本はモバイルゲーム業界でNo.1の位置にいる。つまり今後のモバイルサービスの発信基地は日本になるのだ。 Japan as Next Hollywood !!に期待しよう。