感動創造!ブログ

元ベンチャー経営者のブログ

2011年05月

昨日は学内キャンパスで起業アイデア出しの為にもう1人の相方とディスカッションをガチンコで詰める日だった。
最近のキャンパスの雰囲気はとても良い、あっちでもこっちでもベンチャー系のディスカッションをしている。なので、多くの人に声をかけることで、あーでも無いこーでも無いとアイデアが沢山出てくる頭になってきていると感じた。

さてさて、我々の方だが、自分自身のイメージである最終的にEmotionalを伝える、感じる、繋がるのコンセプトに合わせて、沢山のBizアイデア・リストとにらめっこしながら、心にひっかかる案をピックアップすることを行った。
最近の私の周りでおきていること、変化、感じたこと、等を織り交ぜながら絞り込んでいった。
2人でディスカッションしながら頭の中を全開にブーストした結果ある思いに至った!
この感覚を相方と2人で同時に感じた瞬間だったと思う。来た来たーこれだー!の叫び。
この思いなんだね。これを人々に伝えたいんだよね!心底そう思う瞬間だった。素晴らしい!!
よし、これをやろう!これこそ人々に貢献すべき行動なんだと。あとは仕組みを考えることだ。収益モデルは最後に付いてくるだろう。まずはやりたいことをブレークスルーするまでブラッシュアップすることが我々の任務と悟った。

このブログにその瞬間の思いを書き留めておくことで、忘れない一瞬にしておきたいと思う。
今後を乞うご期待。
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昨夜は都内某所で行われたインキュベータ達の為のStartup海外展開報告会なる催しに参加してきた。
事前の申し込み限定であったが150人を超える熱い方々の参加があり、立ち見も出る盛況振りであった。昨今のソーシャルネットの人気に押され、ベンチャー起業やそろそろ海外を考えている起業家達が増えていることが如実に実感できる会場の熱気であった。
以下、登壇者のプロファイルは割愛することにし、メモできた内容を掻い摘んで列挙する。

<香港事情>
アジアのハブといって過言では無い。人口700万人でスマートフォンの率が約80%超、ネットの環境が進んでおり、Busに乗ると社内にWiFiサービス、地下鉄では3G等AirNetが日本より相当進んでいる。
街はシリコンバレーのような雰囲気でバー等でスタートアップMtgが毎晩のように行われているほどの熱気振り。
香港のインキュベーションオフィスは2箇所:Cyberport, HKSTP。国の支援を受けておりかなり安く借りることができる。規模も猛烈に大きい。このような状況を見ると、Facility+Food+Peopleが揃っておりStartupには最高の環境と評される。
<海外にアピールする方法>
1.Hold Event
自分たちで海外の会場を使ってインキュベーション・イベントを開催する
2.Having a booth and a pitch
会場ブースを確保し宣伝する
現状どこにいっても日本の展示は少ないので行けば日本のプレゼンスが高められる
3. Submitting a Competition
BizPlanを応募し審査を受けるイベントに参加
4.Joining a Organization
業界団体の参加し、業界関係者と情報交換する機会を使う
日本企業の参加が少ない為、参加すれば日本代表として発言できる
<インドネシア事情> 
人口2.38億人(世界4位)、人口の60%が30代以下を占めており成長の可能性大
人口の殆どはジャカルタに集中(2400万人)。GDP成長率6%
情報源はTV98%以上、Netはまだ17%程度と伸び白が大きい
ブラウザの70%強はなぜかFirefoxを使っている
Facebook人口3500万人とUSに次ぐ世界2位のユーザ数 
現地で最強のNetサービス:kaskus.us
 <US展開>
シリコンバレーはベンチャーにとってはすごいエコシステムができている。すごい熱い。
これからUSに出る際の最大の壁はデザインとUI。
日本もできればかたまりでアタックした方が良い。Samurai Incuvation曰く、サムライ軍団で行く等。
USのTechCrunchに振り回されるな!内容しょぼいぞ。
日本で作られたテクノロジーの方がイケテル場合が多い。QRコード等はつい最近着目されたばかり。
等々、

昨夜は予定時間を大きくオーバーしながらも熱い議論が行われた。
いやいや日本もイケテルんじゃない?

以上レポートでした。

参考資料:
http://startuptokyo.wordpress.com/tag/007/
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今日の学びは自分の起きていることは全て運であり実力なんかじゃ無いということ。

大学院のクラスのA講師の持論である。A氏は上記について10代最後のころに悟ったそうだ。
その理由は以下の論理から来る。

どんなに素晴らしい商品・サービスを売っていても買ってくれるのはお客様(他人)である。自分はどうしようも無い。つまり売れるかどうかは全て相手が決めること。それも運である。
次に運をキャッチした瞬間はどう感じるか、それは「感謝」を感じた瞬間だということ。この気持を運が巡ってきたと考える。
それによって全ての人に「感謝」するという境地に達する。
この境地を覚えると運をコントロールできるという素晴らしい論理である。

例えば経営者が変革をしようとすると必ず抵抗勢力が感情的になって文句を言って来る。そんな時人間はそもそも無意識に抵抗する生きものだと考える。そうすると自分は感情的にならず 相手の裏に隠れている根本的課題、盲点が見えてくる。それを教えてくれるのも抵抗勢力なのだ、つまり観音様であると考える。するとありがたいと「感謝」の気持ちになるという。

なるほど! 久々に膝を打つ納得感があった。
その運を受け入れた瞬間に感じることは「感謝」という言葉、つまり運を引き寄せるとはどんなことがあっても人を感謝する気持ち、それは運とイコールなのだ。
この感謝を続ければ必ず運は良い方向に回りだす。全てがそうである、強烈だが今後の人生観を見つめ直せる瞬間でもあった。

早速実践しよう。
毎日考え、苦しむことも運なのだ、ありがたい。
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先日5月5日は家族4人でシルク・ドゥ・ソレイユによる「Kooza」を見に原宿に行った。
今回のチケットは3月末に予約していた回が震災で中止となり、リベンジで獲得したチケットだったので感慨深いものがあった。
シルクの公演は娘たちがファンで、最近はほぼ毎公演観ている。今回もかなり楽しみだった。
いやいや、期待を裏切らない面白み満載だった!Koozaはかなり笑えるぞ!!すごい技で手に汗握る内容であったが、それもさることながら前後のパフォーマンスが最高におかしい、腹抱えて笑ってしまおう。
内容は見てのお楽しみだよん(^ ^)/
3月の震災後しばらく休演していたが、よくぞここまで立て直したものだと感激した。出演者は一時日本を離れる方もいたとの噂だが、完璧な演技に気持ちが伝わってきた。ありがとう!!
暗い気持ちはこういうことで晴らさないといかんよね。
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私がビジネススクールに入るきっかけとなったこと、それは雇われないで生きることを考えることを求めていた為だ。今、それについて考え続けて悩みに悩んでいる。この1年間、学校を通じて自分は何だろうと真剣に向き合った1年でもあった。志を強化し本当の意味で自分の存在意義を考える機会を与えてもらえた、グロービスに本当に感謝している。
自分て何だろう?と考えた末に贅肉をそぎ落として骨だけになった心の中から出てきた言葉が”感動”であった。この言葉は考え続けている境地の時に走馬灯のように過去の人生がサーっと通り過ぎた時、イメージした思いがこの言葉だったのだ。そう、この感動を世の中に広げることが自分の任務であると悟ることができた。そうこれだ!と。
その後、この言葉を形にするために何をするかを真剣に考えている。自分は何をやりたいのか?何で社会に貢献できるのか?考え続けている。市場が存在すること、人々が必要と望んでいること、その結果人々が感動し、我々もそれを生きがいとして継続できることがしたいと心底思っている。
明日も悩み、苦しみ、不安を感じるのだろう、その後に喜びと”感動”が待ってくれていることを願いながら。
辛い思いを打ち明けた本日の自分でした。
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先週末、私の会社の人事統括本部長「Aさん」にお話を伺う機会を得た。理由は簡単、ビジネススクールの課題で身近の人材で戦略遂行を成し遂げた人の話しを聞いてレポートにすることが動機だった。
そもそも我社はUS外資系IT企業であり、殆どのマネージャーはUS本国の言われるままに行動するYesマンばかりで、自分の戦略に命をかけている人は殆どいないと思っている。
昨年までリストラの嵐が吹き荒れ、国内事業所では人が1/3以上減ったし、本国のCxOはすっかり入れ替わり、嘗てシリコンバレーのお手本企業だったはずのxxWayという企業理念が崇拝された昔良き時代の会社である。今期は成長路線に大きく舵を取るはずである、ある意味期待できるが国内上層部は全く変わっていない。日本の事業所はあいも変わらずパッとしないなと思っていたそんな折り、今期人事統括本部長に新しい方「Aさん」が就任された。国内・外多くの企業で様々な分野で仕事されてきた方だ。
私はこの方の経歴を見て全く臆すること無く話しを聞いてみたいと思った。さっそくメールでアポを取り、難なくOKが出た。
さっそく先週末、「Aさん」と直接お話を伺うことができたので、簡単にご紹介する。
私と年は近く、比較的フランクにお聴きすることができた。そもそもUSでMBA取得されて来られた方であり、ビジネススクールへ理解を持っておられ安心した。更に我が校で何年か前に教壇に立たれたこともあるそうだ。何とも親近感が湧いた。
経歴として鉄鋼メーカーで生産管理・人事、自動車メーカー人事、衣料品グローバルブランドメーカーで有名な某「Y」会長の下での様々な事業、その後のアパレル社長、世界No.1IT企業人事、その後の弊社での人事、と多くの経験をされて来られ、非常に私自身勉強になった。私一人で聞いていて良いのだろうか?と思うくらい素晴らしい内容であった。
その中でやはり強烈だったのが、衣料品の「Y」会長との経験がものすごかったのでおすそ分けしたい。
Y氏は非常に怒りっぽいのだそうだ。何でもかんでも「バカヤロー!!」と怒鳴る。
そんな調子で生産工場(中国)で怒鳴る為、会社がどんなに素晴らしい業績を上げていても現場は全くそんなことは思っておらず実に暗かったらしい。そんな時「Aさん」が生産管理を任された。
「Aさん」就任1日目にウケ狙いで工員を笑わそうと思って一生懸命しゃべっても笑ってくれないでむっつりしていた。なぜだろうと個別に工員に聞いたところ、そもそも過去人事経験を持っている人が工場に来たということは絶対リストラされるのだろうと思って笑うどころでは無かったらしい。それぐらい抑圧された企業風土になっていたとのこと。
「Aさん」は思った、この暗い雰囲気を何とかしないと品質改善、効率改善に結びつかないと。そこで考えたことはまず明るい雰囲気にすること。その為に工員に話しかける度にアメをあげたそうだ。自分が1つ食べて相手に2つあげる。すると相手はニッコリして肩の力を抜いて話しかけてくれるようになった。これは何回も繰り返した。それを見ていた現場の部長もすぐにそれが分かり真似するようになった。結果的に多くの工員の間にその気持ちが広がり、現場はすごく明るい雰囲気になったとのこと。この社風の変化でその後の課題は非常にうまく改善に向かったそうだ。不良品発生率低減や納期遅延率の改善はものすごかったとの事。
こんな実績が認められ、デザイン部門の管理等もして欲しいと言われ様々な施策で貢献された。
もっと強烈だったことは取締役会で「Y」会長が社長解任動議を提示した現場に居合わせたそうだ。このニュースは日本中に報じられたので皆さんもご存知の出来事のはず。
その際、「Y」会長は事前の相談も無くいきなり社長解任を申し出たらしい。これは驚くべきと感じたが、会長の気持ちは業績が悪いのは会長である私が社長を指名したことであり全ては自分の責任だと言われた。だからその責任の取り方としてこのような形で行ったとのこと。
何ともワンマン企業ならではの人事劇である。
「Y」会長は社員にいいところを見せることは絶対にしない、全て今現在の状態からいかに勝つかだけを考える人なんだ、とのこと。強烈であるが、ある意味そんな方でないとアパレル業界という激流を開拓していくことはできないんだなと思った。

ということで、今回の取材は結論は無いが、人間としての企業マンの激動期を垣間見た気がした。
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